第15回精神医学史学会の参加ご案内とプログラム 

学会の参加ご案内とプログラムをアップしました。
なお、会員の方には、紙媒体のプログラム・抄録集を後日お送りします。
会員でない方も参加できますので、是非お越しください。



<参加ご案内>

会 期:2011年10月29日(土)・30日(日)

会 場:愛知県立大学 長久手キャンパス(会場へのアクセスはこちら

大会長:橋本 明

参加費:会員・非会員ともに 8000円

昼 食:土・日の昼食時、大学生協食堂は営業していません。弁当を販売しますので、ご利用ください。また、学会会場より徒歩10分程度の場所に、愛・地球博記念公園(モリコロパーク、入園無料)があります。この園内にあるレストランや売店を利用することもできます(詳しくはこちら)。

・シンポジウムおよび一般演題発表者の方々へのお知らせ

①発表時間は、一般演題:口演15分・質疑5分、シンポジウム:口演25分です。
②プロジェクターをご利用の方は、Microsoft PowerPointで作成したファイルをUSBフラッシュメモリー(またはCD)に保存し、当日受付までご持参ください。各セッションの30分前までに、動作確認をしていただきます。

・本学会は日本精神神経学会専門医ポイント認定(C群)が受けられます。


<プログラム>

1日目: 10月29日(土)

受付 8:45 於:愛知県立大学(長久手キャンパス)S棟

開会の辞 9:25

セッションA 9:30-10:50 座長:岡田 靖雄 青柿舎(精神科医療史資料室)

A-1 奈良時代から平安時代初期における日本人の自殺について
(『続日本紀(しょくにほんぎ)』『日本後紀』の自殺記事による検討)
○鈴木 英鷹1) 本多 義治2) 入澤 聡3) 本多 秀治2)
1) 帝塚山学院大学 人間科学部 2) 医療法人 爽神堂 七山病院 3) いりさわ心と体のクリニック

A-2 江戸時代の摂食障害
昼田 源四郎 福島大学 人間発達文化学類

A-3 山崎 佐「検視史資料類纂」にみる「乱心者」の法的処遇
板原 和子 大阪体育大学 健康福祉学部

A-4 明治時代の岩倉の茶屋における精神病者の処遇
中村 治 大阪府立大学 人間社会学部

セッションB 10:55-11:55 座長:北垣 徹 西南学院大学 文学部

B-1 佐藤春夫「更生記」における精神分析と精神病学
新田 篤 京都大学大学院 人間・環境学研究科

B-2 Asian and European Religious Culture in the Making of Japanese Psychoanalysis:
Findings from Heisaku Kosawa's Personal Papers
Christopher Harding University of Edinburgh

B-3 オルゴンエネルギーの発見――ヴィルヘルム・ライヒ論
奥村 大介 慶應義塾大学大学院博士課程・日本学術振興会特別研究員


昼休み 11:55-13:40 (評議員会 12:05-13:05


セッションC 13:40-14:40 座長:大東 祥孝 周行会 湖南病院 精神科

C-1 「もじゃもじゃペーター」の作者である精神科医ハインリッヒ・ホフマンについて
生田 孝 聖隷浜松病院  松田 真理子 京都文教大学 臨床心理学部

C-2 身体論者 M. Jacobi の思想とジークブルク病院の理念
山岸 洋 北野病院

C-3 非行臨床と精神医学の関係史
布施木 誠 帝京平成大学大学院 臨床心理学研究科

セッションD 14:45-15:45 座長:板原 和子 大阪体育大学 健康福祉学部

D-1 近代精神病者監護政策に関する研究
宇都宮 みのり 金城学院大学 現代文化学部

D-2 精神病者監護法の運用実態とその意義の再検討
―川崎市公文書館所蔵文書にみる戦前期の精神病者処遇―
後藤 基行 一橋大学大学院 社会学研究科博士課程

D-3 北陸の「むかしの精神病施設」点描
伊崎 公徳 (福井医科大学名誉教授)

特別講演 16:00-17:00 司会:橋本 明 愛知県立大学 教育福祉学部

Transnational Psychiatry in Asia.
The Case of British India, c. 1925 – 1940
Waltraud Ernst Oxford Brookes University

懇親会 18:00- 於:愛知県立大学生協食堂 会費:4000円


2日目: 10月30日(日)

受付 8:45 於:愛知県立大学(長久手キャンパス)S棟

セッションE 9:30-10:50 座長:砂 美樹 東京国際大学 人間社会学部

E-1 ヒッポクラテス医学における「精神の病い」
木原 志乃 國學院大學 文学部

E-2 心理的なものと社会的なもの
―ピエール・ジャネにおける人格概念
北垣 徹 西南学院大学 文学部

E-3 サティからマインドフルネスへ
森口 眞衣 北海道大学大学院 文学研究科

E-4 古代インド仏教における自殺及び自殺幇助の禁止について
小池 清廉 京都総合福祉協会 ふれあいの里診療所

セッションF 10:55-11:55 座長:小峯 和茂 財団法人 小峰研究所

F-1 明治期公立精神病院の成立経緯と病院形式について
衛藤 進吉 上都賀総合病院 精神神経科

F-2 台湾総督府養神院と台湾医学会雑誌における
日本人熱帯馴化目的の精神医学的研究について
近藤 等 医療法人 朋心会 旭山病院

F-3 傷痍軍人精神障礙者医療がもたらした今日的意義
西川 薫 新潟医療福祉大学 健康科学部


総会 12:00-12:30

昼休み 12:30-13:40


会長講演 13:40-14:30 司会:松下 正明 東京都健康長寿医療センター

近代日本精神医療史を読み直す
橋本 明 愛知県立大学 教育福祉学部

シンポジウム 14:40-17:00

「近代精神医療史資料の保存と利用」  

司会:橋本 明 愛知県立大学 教育福祉学部 / 中村 治 大阪府立大学 人間社会学部

S-1 精神科医療史の資料について
岡田 靖雄 青柿舎(精神科医療史資料室)

S-2 公文書管理法と日本のアーカイブズ(仮題)
松岡 資明 日本経済新聞社文化部編集委員

S-3 Safeguarding the Psychiatric Cultural Heritage in Geel (Belgium).
The role of the archive and museum in the preservation, use and
promotion of psychiatric collections.
Bert Boeckx Openbaar Psychiatrisch Zorgcentrum Geel, Belgium

S-4 近代日本の疾病史資料の保存と公開にむけて ―ハンセン病史資料を素材に―
廣川 和花 大阪大学 適塾記念センター

指定討論  昼田源四郎 福島大学 人間発達文化学類


閉会の辞 17:00



*なお、愛知県立大学(長久手キャンパス)S棟(特別講義棟)にて「小林靖彦回顧展」を同時開催しています。

小林靖彦回顧展
 精神科医・小林靖彦(1919-2007)は、『日本精神医学小史』(中外医学社、1963年)や「日本精神医学の歴史」(『現代精神医学大系 第1巻A精神医学総論Ⅰ』中山書店、1979年)などの著者として知られる。戦後のわが国における精神医療史研究のパイオニアの一人で、とくに精神病治療に関わる民間の保養所や治療施設の研究業績は、いまも引用され続けている。だが、ある時期から、精神医療史研究を止め、学界から忽然と姿を消し、その後の消息は不明だった。
 2008年夏、橋本 明(愛知県立大学)は名古屋市内にある旧・小林邸を偶然発見し、その家を管理する近隣の人から小林靖彦の研究資料がそのまま残されていることを知った。その後、遠方に住むご遺族の好意によって、すべての資料を譲ってもらうことになった。
 今回、第15回精神医学史学会の開催に合わせて、小林が日本各地を訪れて集めた資料の一部を展示し、彼の業績と日本の精神医療史研究への貢献について振り返りかえりたい。

展示会場:愛知県立大学(長久手キャンパス)S棟1階(学会会場と同じ建物)