『精神医学史研究』 Vol.14 no.2(2010)  

2010年10月に発行された、『精神医学史研究』 Vol.14 no.2 (2010) の内容をお知らせします。 

タイトル 執筆者 頁

巻頭言

正常と異常、生と死の境界線を考える カール・ベッカー 69  

原著論文

ヤスパースの思索の態度とその目指すもの
―方法論的態度と開かれた地平 岡田 聡 72

性倒錯の分類におさまらなかったもの
―Freudの「性理論のための3篇」の周辺の臨床家たちの問題意識を通して 古橋 忠晃 80

京都岩倉における精神病者受け入れと精神医療行政 中村 治 89

古代インド仏典における精神障害の症状論と病因論 小池 清廉 96

太平洋戦争終結以前の朝鮮半島の精神医学 風祭 元 105

歴史随筆

F.H. レヴィー (1885-1950) の神経学研究所の設立をめぐって
―K.L. ボーンヘッファー (1868-1948) との確執:神経(精神)医学史断章
                             池村 義明 116

連載

多職種からみた精神医療史―①
精神医学史の周辺としての臨床心理学史 高砂 美樹 124

学会ニュース

第14回精神医学史学会開催のお知らせ 131
第15回精神医学史学会開催のお知らせ 132

『精神医学史研究』 Vol.14 no.1(2010)  

おくればせながら、『精神医学史研究』 Vol.14 no.1 (2010) の内容をお知らせします。 

タイトル 執筆者 頁

巻頭言

"Psychiatrie"の誕生
― Johann Christian Reil (1759-1813) 池村 義明 3 

第13回精神医学史学会

会長講演
精神医学における臨床と社会
―精神医学史の可能性 鈴木 晃仁 7

特別講演
開かれた精神医療ケアの歴史を研究するのは良いことであるいくつかの理由、
そして、なぜ私たちはそれを必要としているのか
                トーマス・ミュラー 15
                                            翻訳:鈴木 実佳、鈴木 晃仁

パネル報告

1.精神障害と社会的補償
  佐藤 雅浩、北中 淳子、岡島 美朗、小俣 和一郎 23

2.非医師による検査・療法をめぐって
  高砂 美樹、小泉 晋一、鈴木 朋子、安齋 順子 26

3.社会に生きる精神・神経科医
  ―近現代イギリスとドイツを事例として
  高林 陽展、大谷 誠、石井 香江 29

4.老年精神医学の歴史 関谷 ゆかり 32

5.憑依をめぐる日本人の心性史
  ―民俗学と精神医学の対話
  昼田 源四郎、 大宮司 信、青木 真理 35

6.Kraepelin前後のうつ病概念について 阿部 隆明 38

7.成立過程からみたわが国の精神科作業療法
  毛利 将平、中川 与四郎、渡部 貴史、星野 藍子、鈴木 國文 42

8.日本の精神病院史
  ―人・場所・アイデンティティ 橋本 明 46

演題抄録 49

第13回精神医学史学会印象記 阿部 隆明 57

学会ニュース

第13回精神医学史学会総会報告 59
第14回精神医学史学会開催のお知らせ 61
第14回精神医学史学会一般演題の募集について 62

第14回精神医学史学会の会議関連行事のお知らせ 

すでにアップしているプログラムでも一部紹介していますが、第14回精神医学史学会の会議関連行事について改めてお知らせします。

編集委員会: 10月28日(木)17:30~19:00 栃木県総合文化センター第3会議室
理 事 会  : 10月28日(木)19:00~20:30 栃木県総合文化センター第3会議室
評議員会  : 10月29日(金)12:30~13:30 栃木県総合文化センター第3会議室
懇 親 会    : 10月29日(金)18:00~20:00 宇都宮東武ホテルグランデ
総  会     : 10月30日(土)12:00~12:30 栃木県総合文化センターサブホール

※評議員会の開始時間は12時10分から12時30分に変更になりました。
 
以上です。

第14回精神医学史学会のプログラム(2010年10月) 

第14回精神医学史学会(会長:加藤 敏・自治医科大学)のプログラムをお知らせします。

日時:2010年10月29日(金)・30日(土)
場所:栃木県総合文化センター サブホール (宇都宮市本町1-8、Tel:028-643-1000)

2010年10月29日(金)

8:30 受付開始

9:00 開会の辞

9:05 - 10:05 セッションA 座長:酒井明夫

   A-1 フランスの精神病研究におけるベルクソンの哲学
                      ――セグラからラカンへ
         松本卓也
   A-2 Louis-Francisque LELUT (1804-1877) について
        小泉 明
   A-3 近代家族制度の観点から見たエディプスコンプレックス
        上尾真道

10:10 - 11:10 セッションB 座長:大東祥孝

   B-1 19世紀ドイツの大規模精神科病院の設立構想とその基本理念
          ――Badenの精神科医 C.F.W. Roller の目指したものと残したもの
         山岸 洋
   B-2 精神病院法の時代における精神科医療
                       (大正8年3月27日公布~昭和25年5月1日廃止)
         小峯和茂
   B-3 古代の日本人の自殺について(『日本書紀』の自殺事例による検討)
        鈴木英鷹

11:15 - 12:15 セッションC 座長:鈴木國文

   C-1 精神医療史研究家・小林靖彦が遺した資料の分析
                      ――未整理写真を中心に
         橋本 明・小林ひとみ
   C-2 効能に「脳病」と入れていた栃木県内の温泉について
         近藤 等
   C-3 中国における現代精神医学史の概略
         鄭 泰吉

13:50 - 14:50 会長講演 司会:松下正明

        大正期前後の日本の精神医学
                      ――神経衰弱モデルと精神分析モデルの交錯に注目して
        加藤 敏 

15:00 - 17:40 シンポジウム1 「日本の精神病院、精神科治療」
        
         司会:中谷陽二・鈴木晃仁

   S1-1 岩倉病院と地域
          中村 治
   S1-2 病院に移行した東京高尾山民間施設と明治大正の国家戦略
          金川英雄
   S1-3 都立松沢病院の夢
          松下正明
   S1-4 爽神堂七山病院四百年
          鈴木英鷹

   指定討論:岡田靖雄

懇親会
18:00 - 21:00 宇都宮東武ホテルグランデ 6階 「龍田II」
          (宇都宮市本町15-12 Tel: 028-643-0111)

2010年10月30日(土)

9:00 - 10:00 セッションD 座長:内海 健

   D-1 シューマン梅毒説の検討
                      ――生誕200年によせて
        小林聡幸
   D-2 『みだれ髪』にみる「子」の呼称について
                      ――与謝野晶子の中心気質の一断面
        小曽戸明子
   D-3 夢(幻覚)の図像史
         林 美朗

10:05 - 11:05 セッションE 座長:古茶大樹

   E-1 Hoche, A. (1912) の症状複合体概念
         久江洋企・ 古茶大樹
   E-2 G. ベイトソンとクレッチマーの類型論
                      ――『Naven ナヴェン(1936、1958)』における言及から
         大塚公一郎
   E-3 本邦におけるメランコリー親和型をめぐる学説の変遷
         清水光恵

11:10 - 11:50 セッションF 座長:阿部隆明

   F-1 江戸時代医学書に記載された精神科症例のICD分類
        昼田源四郎
   F-2 明治期以降の精神科医療体制の発展と問題点
        衛藤進吉

13:30 - 14:30 特別講演 司会:加藤 敏
   
        死と終末期にどう向き合うか
                      ――西欧と日本の比較
        カール・ベッカー

14:40 -17:00 シンポジウム2 「日本で創出された臨床単位 時代背景と今日」

         司会:昼田源四郎・濱田秀伯

   S2-1 憑依・祈祷性精神病・非定型精神症(病)の系譜
          中山和彦
   S2-2 対人恐怖の概念と変遷
                        ――「実感」に惑わされた歴史
          高橋 徹
   S2-3 思春期妄想症 adolescent paranoia
          村上靖彦
   S2-4 イムの本態と歴史的変遷について
          大月康義

 閉会の辞