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『精神医学史研究』 Vol.24 no.1 (2020) 

2020年6月に発行された、『精神医学史研究』 Vol.24 no.1 (2020) の目次をお知らせします。 

タイトル 執筆者 頁

巻頭言   
精神医学と歴史─歴史家の立場から 高林陽展 3   

第23回日本精神医学史学会

会長講演 癲癇(てんかん)の歴史集成 ─現代に及ぶ二重のスティグマ─
 細川清 7

特別講演 モダンの裂け目から見る精神医学史 ─ポリフォニーとしてのモダンをどう生きるか
 鈴木國文 12   

会長指定講演 大学病院精神科の歴史 … 岡山大学 寺田整司 17

<シンポジウム1 疾患単位論崩壊の歴史>
 疾患単位論に託したKraepelinの夢 松下正明 22
 疾患単位は理念かそれとも経験的現実か ─JaspersとSchneiderの違い 大前晋 27
 セレンディピティとしての抗精神病薬,その疾患適合性 武田俊彦 34
 セントルイス学派の思想とDSM分類 古茶大樹 39
 生物学的精神医学が挑む新しい分類体系Research Domain Criteria 宮本聖也 46

<シンポジウム2 意識障害から考える意識>
 意識障害概念の確立と崩壊 ─マイヤー・グロス的表象形成障害論を1つの頂点と考える
  兼本浩祐 52
 解離症において意識が障害されるのは何故か? 深尾憲二郎 60
 近年の意識研究について 酒井正樹 66
 fMRIと脳波の同時計測による睡眠と意識の研究 宮内哲 72

第23回日本精神医学史学会印象記 森口眞衣 78

総説
狂気内包性思想の系譜と狂気内包性精神病理学 加藤敏 79

書評
『香川修庵『一本堂行余医言』巻五─癇とその周辺』を読んで 中村治 97

学会ニュース
第23回日本精神医学史学会総会報告 100

日本精神医学史学会第24回大会(2020年10月開催予定)の延期について 

会員の皆さまへ

 新型コロナウィルス感染拡大のため,今秋札幌で予定しておりました第24回大会の開催を1年延期することにいたしました.理事,次期会長, 次々期会長とも協議のうえ,第24回大会は2021年10月に森口眞衣会長のもと札幌で開催いたします.会期,会場,プログラムなどの詳細は改めてお知らせいたします.これにともない来年以降の学会は1年ずつ順次先送りになります.異例の変更ではありますが,ご理解いただきますようお願い申し上げます.

 今年の総会も通常の形で開催することができません.理事会・評議員会の決定事項を今秋刊行の「精神医学史研究」に掲載し,会員皆さまのご承認をいただく予定にしております.どうぞよろしくお願いいたします.

 会員の皆さまにおかれましては,このたびの危機をともに乗り越え, どうぞお健やかにお過ごしください.来秋に札幌でお目にかかれますことを,心より願っております.

2020年6月1日
日本精神医学史学会理事長
濱田 秀伯

『精神医学史研究』 Vol.23 no.2 (2019)  

2019年11月に発行された、『精神医学史研究』 Vol.23 no.2 (2019) の目次をお知らせします。 

タイトル 執筆者 頁

巻頭言

 精神医学と歴史:精神科医の立場から考えていること 村井俊哉 47

原著論文

 ウィーン初の公認私立精神病者施設の研究
 ―施設の歴史と創設者ブルーノ・ゲルゲンに関する一考察― グローマー小百合 50

シリーズ 20世紀の精神医学

 フランクルの人間学―シェーラーからの継承と発展― 濱田秀伯 58

連載 Focus on

 Georges Canguilhem ジョルジュ・カンギレム
  「正常」と「異常」の概念化の試み (1) 高橋 豊 67

連載 コラム「史料探訪」

 小峰研究所―資料の来歴とエピソード 清水ふさ子 74

連載

 老読随感 岡田靖雄 78

書評

 ポール・セリュー、ジョゼフ・カプグラ著
 『理性狂:解釈妄想狂と復権妄想病』 江口重幸 83

第23回日本精神医学史学会大会終了のご報告とお礼 

謹啓

秋冷の候、皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より、格段のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、この度、2019年10月26日、27日に開催致しました、第23回日本精神医学史学会におきましては、格別のご指導とご支援を賜りまして誠に有難うございました。
お陰様で、今回、120名を超える方々にご参加頂き、無事終了することが出来ました。
これもひとえに皆様のご協力とご支援の賜物と、心より御礼申し上げます。
学会運営にあたりましては、不行届きの点も多々あったかと存じますが、何卒、ご寛容下さいますようお願い申し上げます。

本来なら、拝眉のうえ御礼を申し上げなければなりませんが、略儀ながら学会終了の御報告と御礼を申し上げます。

謹白


第23回日本精神医学史学会
大会長 細川 清

第23回日本精神医学史学会大会プログラム 

2019年10月26日(土)~27日(日)に、岡山大学鹿田キャンパスのマスカットキューブ(〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1)で開催されます、第23回日本精神医学史学会大会プログラムは以下のとおりです。



プログラム1日目(2019年10月26日 土曜日)

■ 8:50 ~ 9:00 大会長挨拶

■ 9:00 ~ 11:00 一般演題セッションA

座長:山岸 洋 (北野病院)

A1-1
公衆浴場法にみる精神障害者の処遇
佐藤泰子 (京都大学大学院 人間・環境学研究科)

A1-2
木村敏研究(6)
清水健信 (京都大学医学部医学科5 回生)

A1-3 
「社会的ひきこもり」と精神障害
塩澤明子 (京都大学大学院 人間・環境学研究科)


座長:阿部隆明 (自治医科大学とちぎ子ども医療センター)

A2-1
Psychothérapie institutionnelle と作業療法 ― F. Tosquelles の来歴から
橋本和樹 (京都博愛会病院)

A2-2
阿波井島保養院における神道的背景
金田伊代 (京都大学大学院 人間・環境学研究科)

A2-3
ブリダ=ジョワンヴィル精神病院の残照:20 世紀フランス植民地精神医療者の群像
松本智憲 (京都大学大学院 人間・環境学研究科)

■ 11:00 ~ 11:30 会長指定講演

大学病院精神科の歴史 (1) 岡山大学

座長:石原武士 (川崎医科大学 精神科学教室 教授)

寺田整司 (岡山大学大学院 精神神経病態学教室)

■ 11:30 ~ 12:30 会長講演 【専】

てんかんの歴史集成

座長:山田了士 (岡山大学大学院 精神神経病態学教室 教授)

細川 清 (香川医科大学名誉教授)

■ 12:30 ~ 13:30 昼休み/評議員会(※)
(※)はマスカットキューブ1階

■ 13:40 ~ 15:40 一般演題セッションB

座長:北垣 徹 (西南学院大学 文学部外国語学科)

B1-1 
日本の子育てをめぐる問題への対応についての歴史(6)―鎌倉時代(2)―
中山 浩 (川崎市こども家庭センター 児童精神科)

B1-2 
Schneider K は精神医学における疾患をどう考えたか
工藤弘毅 (聖マリアンナ医科大学神経精神科学講座 慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室)

B1-3 
聖メダール教会の痙攣と恍惚
小泉 明 (ワシン坂病院)


座長:濱田秀伯 (六番町メンタルクリニック)

B2-1 
C. W. Ideler の学問的先見性
山岸 洋 (北野病院)

B2-2 
戦争講話 『死ぬということ』 ― 第一次世界大戦中の A Hoche ―
松下正明 (東京大学名誉教授)

B2-3 
歴史における評価の問題点 ― とくにに党派性について
岡田靖雄 (青柿舎 精神科医療史資料室)

■ 15:50 ~ 18:00 シンポジウムⅠ 【専】 

「疾患単位論崩壊の歴史」

座長:古茶大樹 (聖マリアンナ医科大学)

SⅠ-1 
疾患単位論に託したKraepelin の夢
松下正明 (東京大学名誉教授)

SⅠ-2 
内因性精神病群に対する疾患単位観の違い―Jaspers とSchneider
大前 晋 (虎の門病院)

SⅠ-3 
セレンディピティとしての抗精神病薬、その疾患適合性
武田俊彦 (慈圭病院)

SⅠ-4 
セントルイス学派とDSM 分類 
古茶大樹 (聖マリアンナ医科大学)

SⅠ-5 
生物学的精神医学が挑む新しい分類体系Research Domain Criteria
宮本聖也 (桜ヶ丘記念病院)

■ 18:10 ~ 20:00 懇親会
会場:レストラン ソレイユ(岡山大学病院 中央診療棟1 階)



プログラム2日目(2019年10月27日 日曜日)


■ 9:00 ~ 11:00 一般演題セッション C

座長:橋本 明 (愛知県立大学)

C1-1 
森田療法の成立背景と「催眠(術)」の関係について
森口眞衣 (日本医療大学保健医療学部)

C1-2 
Frankl, VE の実存分析とロゴセラピーは同じものなのか
佐藤晋爾 (筑波大学医学医療系茨城県地域臨床教育センター 精神科
/茨城県立中央病院 精神科)

C1-3 
乳幼児精神保健の系譜Ⅱ―「発生場理論」(genetic field theory)の展開―
高橋 豊 (児玉教育研究所)

座長:山田和夫 (東洋英和女学院大学/横浜尾上町クリニック)

C2-1 
岩倉病院患者入退院簿から見えてくること
中村 治 (大阪府立大学人間社会システム科学研究科)

C2-2 
沖縄県の精神病者監護に関する公文書(1953 ~ 1960 年)の分析
橋本 明 (愛知県立大学)

C2-3 
ADHDの古典-存在しても認識されない課題から疾病化へ-
小野和哉 (聖マリアンナ医科大学 神経精神科)


■ 11:10 ~ 12:10 特別講演 【専】 

モダンの裂け目から見る精神医学史

座長:細川 清 (香川医科大学名誉教授)

鈴木國文 (医療法人生生会松蔭病院 院長)


■ 12:10 ~ 12:50 昼休み


■ 12:50 ~ 13:20 総会


■ 13:30 ~ 14:30 一般演題セッションD

座長:中村 治 (大阪府立大学人間社会システム科学研究科)

D1-1 
措置入院における精神保健指定医による診断一致(その1)
藤野邦夫 (元新潟大学)

D1-2 
Henri Ey とNikolai Hartmann
影山任佐 (東京工業大学・郡山精神医療研究所)

D1-3 
日本のオリジナルな精神医学の原点と関係 ―林道倫・森田正馬・下田光造―
山田和夫 (東洋英和女学院大学/横浜尾上町クリニック)


■ 14:40 ~ 16:40 シンポジウムⅡ 【専】 

「意識障害から考える意識」

座長:兼本浩祐 (愛知医科大学 精神科学講座)

SⅡ-1 
表象形成の障害としての意識障害概念と確立とその崩壊
兼本浩祐 (愛知医科大学 精神科学講座)

SⅡ-2 
解離症において意識が障害されるのは何故か?
深尾憲二朗 (帝塚山学院大学 人間科学部心理学科)

SⅡ-3 
近年の意識研究について
酒井正樹 (岡山大学名誉教授)

SⅡ-4 
fMRI と脳波の同時計測による睡眠と意識の研究
宮内 哲 (国立研究開発法人情報通信研究機構)


■ 16:40 閉会の辞
 
  ※【専】は専門医ポイント対象